小さな喜びを見つけ出す力、感受性
前回は、「心は地球で、感情は天気みたいなもの」と題し、実は心と自然はよく似ているということをお伝えしました。
今回は、感情について。
感情には意味があるって知っていますか?
喜びと悲しみの意味
喜びとは、何かを獲得したり、達成したときに、出てくる感情。
喜びを感じると、私たちの心や身体は軽やかになり、動きがよくなります。喜びは私たちへのご褒美です。
ご褒美となって、私たちがまた何かを獲得したり、達成できるように、後押ししてくれるのです。
悲しみとは、自分にとって大切な何かを失ったときに出てくる感情。
悲しみを感じると、私たちの心や身体は重くなり、動きは停滞します。それは私たちが危機的な状況にあるということを意味しています。
そういったときに、悲しみの感情は、私たちの動きを鈍くすることで、余計なエネルギーの消費を抑え、私たちが休息してエネルギーを回復できるように仕向けます。
小さな喜びを見つける
喜びは私たちが生きていくための、大事な心のエネルギーとなります。
大きな喜びを得たいというのは誰にとっても共通の願い。ただし、喜びを得て幸せになるためには、実は大きな喜びよりも、小さな喜びを見つけ出せるかどうかがポイント。
自然を例にあげてみましょう。
誰もが素晴らしいと思う、屋久島のような大自然を満喫するのは大きな喜び。ただ、屋久島には行きたいと思ってもすぐに行けるものではありません。
一方で、身近なところにも、自然はあります。普段の道すがらでも季節の変化は感じられます。
誰かの家に咲く知っている名前の花もあれば、街路樹や道端に見かける名も知らない花もあります。
同じ緑や花であっても、晴れた日にみるそれと、雨を受けて雨粒がついているそれとはまた違った様相です。
そういった身近な自然に、「わーかわいい」「キレイ」「輝いてる!」といった小さな喜びを感じとれるのは、とても幸せなことです。
名も知らない道端の花や緑に喜びを感じられたなら、私たちの心は確実に豊かになっていきます。
週末は、さらに足をのばしてきれいな自然を見つけにちょっとお出かけするのもいいですね。
この記事を書いた人

新行内勝善(しんぎょううち かつよし)
心理カウンセラー、森林セラピスト、精神保健福祉士。
東京メンタルヘルス社にて、メンタルヘルス相談や、心の病からの職場復帰をサポート。
職場復帰プログラムでは森林セラピーを導入。
また、スクールソーシャルワーカーとして小中学校の子どもたちと家庭をサポート。


